London便り3


イタリア、ドイツ、イギリス、日本、

4カ国9教室から参加した

ジュニアによるバレエコンサート


ロンドンコンサートの

1幕はガラコンサート 

2幕はくるみ割り人形 第2幕


生徒の出番はガラコンサートでした

会場のロストシアターは演劇の上演が多い小劇場

舞台上から客席がとても近くて、

大きなホールとはまた違う

集中力の要る空間です



ホテルでメイクを済ませて劇場入りしました。


ガラコンサート出演者は場当たりだけで

リハとゲネはないといわれました。


なので舞台袖のスペースで

ウォームアップをして待つしかありません。


手も口も出したいのをグッと我慢して

ひとりでウォームアップする姿を

見守ることにしました。


生徒が何人も集まれば、

そこには様々な性格・持ち味の子がいますが

この生徒さんはとにかく

マイペースというかおっとりしたタイプです。


芯は強いものを持っているものの

「さあ舞台だ! 本番だ! GO! GO!!」

とはなりません。 


「自分でエンジンをかけられるようになること」

が今回のテーマです。


舞台へ向けてエンジンはかけられたのか

内心ドキドキしながら出番前には私は客席へ


その結果は



楽屋や舞台裏で、

本人実はよくわからない英語でたくさんの出演者に

話かけられ、お菓子をもらって(笑)


「GOOD LUCK!」とハグされてからの登場


客席はぜーんぶ外人 (本当はここで外人なのは私達ですが!)


感情表現もコミュニケーションのとり方も

オープンで積極的な人達の中に

一人囲まれて 

今まで一度も見たことのなかった表情で

舞台に出てきました!


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外へ向かって開かれた精神状態!

自分に対して自信をもって!

お客様の前で踊れることに喜びを感じている!

そんな表情で踊っているときは

上体も引きあがり、軸も定まり、脚のラインも見えてくる・・・・


普段は引き出せていない

眠っていた力が出せるものなんです。


経験をつむなかで

心を育てることの重要性を

あらためて感じました。



「今までで最高に楽しかった! 」

そう言って戻ってきたときの笑顔です。

今回は、学校(期末試験)を休んで参加したので

良い経験になって本当によかったです!

YURI ecole de ballet contemporain

ユリ・エコール・ド・バレエ・コンテンポラでは ひとりひとりの個性を大切に 基礎を大切に クラシックバレエと コンテンポラリーダンスの 指導をしています