生徒から教わること

各クラスで風邪によるお休みが出始めています。

先日は発熱で2日ほど休んだモワイアンさんがいました。


その間にちょっとした変更のあった演目がありました。


モワイアンさんが復帰した日、

クラス開始前の時間に

「○○ちゃんの出に変更があったんだよ」と

声をかけて変更点を教えてあげるアヴァンセさんがいました。


すると他のモワイアンさんも「あっそうだった!」と

自然と皆での自習がはじまりました。


このアヴァンセさんが

下級生の変更箇所まで覚えていたこと

さりげなく教えてあげていることに

私はたいへん感心して心が温かくなりました。


正直、彼女の年齢の時の私は自分の事で頭がいっぱいで

ここまでの配慮なんてできませんでした。

この子も3ヶ月前に決心して急遽

コンクールに参加することを決めたので

本当は今は人の事どころでなくなっても

おかしくないのです。


もしも将来、主役を踊りたいと夢をもっているのなら

舞台に立つすべての人への心配りができなくては

務まりません。


一緒に踊る人だけでなく、

舞台にかかわるスタッフに対しても。


でも、

たとえダンサーになる道を選ばなくても

この子の成長の過程に立ち会わせて頂いていることを

ありがたく感じました。

YURI ecole de ballet contemporain

ユリ・エコール・ド・バレエ・コンテンポラでは ひとりひとりの個性を大切に 基礎を大切に クラシックバレエと コンテンポラリーダンスの 指導をしています