劣等感は必要な毒
劣等感は人が成長する過程に必要な
「毒」あるいは「病気」である。
これは作家 佐藤愛子さんの言葉です。
さらにこう続きます。
劣等感のもとを排除することよりも
劣等感と戦いうち克つことの大事さを
なぜ考えないのだろう。
なぜそれを教えないのだろう。
劣等感は心のハシカや百日咳であろう。
水疱瘡やハシカなど
流行りの病気を経験するごとに
体力をつけて成長してゆく子どものように
劣等感は人の成長を助ける病気。
そんな考え方にとても共感しました。
私の場合は
劣等感がなければバレエは続かなかったでしょう。
辞めてしまったと思います。
『どうして出来ないんだろう』は
『どうしたら出来るんだろう』に繋がって
そこから更に興味は深まり
どんなに続けるのが困難な時も
バレエをやめることは
選択肢からなくなりました。
劣等感のお蔭で
努力することも憶え
謙虚にもなり
世界が広がりました。
そして気づいたら
他人と自分を比べることがあまりなくなり
最初に抱えていた劣等感のほとんどは
なくなっていました。
0コメント