パリオペラ座 ミルピエ版「ダフニスとクロエ」
映画『ブラック・スワン』の撮影を通して知り合って
ナタリー・ポートマンと結婚した
パリ・オペラ座バレエ団の元芸術監督で
振付師のベンジャミン・ミルピエ。
名前と顔と存在はしっかりと知っているけれど
どういう作風の振付なのか、代表作とか
そういえばあまりよく知らないな
そう思っていたところ
ミルピエ振付「ダフニスとクロエ」の初演(2014)を
オペラ・バスティーユで観ていたことを
思い出しました!
この時ダフニスを踊ったのはマチュー・ガニオ
クロエはレティシア・プジョル
舞台美術はフランスの現代アーティスト
ダニエル・ビュランで
(パレ・ロワイヤルのストライプの円柱で有名な方)
初演という事もあって
事前に舞台写真はなく
パンフレットもリハーサル写真のみ
一方で
ダニエル・ビュランの黒いストライプや円、長方形、正方形と
シンプルなフォルムのカラフルなデザインが
たくさん掲載されている
という
前もってどんな感じのバレエなのかの
情報が少な目な状態で観に行ったのでした。
ミルピエは「ダフニスとクロエ」の物語の詳細は追わずに
モーリス・ラヴェル作曲の音楽に沿って
抽象的な作品に仕上げたそうで
ダニエル・ビュランも
ストーリーではなく音楽にインスパイアされた
舞台装置をつくったそうで
うん・・・・
じゃどのへんが「ダフニスとクロエ」だったのかな?
そんな感想に終わりました。
(だから記憶に残らなかったのですね)
まさにコンテンポラリー・アートです。
ミルピエの振付は自然な流れが美しく
オペラ座のダンサーは完璧に美しく
もっと記憶に残る作品になるかと思いきや
今日まで見たことも忘れていて
申し訳ない気持ちです。
観たタイミングが悪かったかな?
そう思って最近DVDで見直したのですが
・・・・・
おそらく、私の個人的な感想ですが
ラベルの曲には物語に沿った振付の方が
合ったのではないかな~~と
僭越ながらそう思います。(超遠慮がち)
ラベルの曲でも「ボレロ」のような曲なら
また別ですが
結論
ミルピエ振付の作品をもっと
色々と観てみたくなりました!
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