黄昏アラフォーバレエ教師のひとり言
昨夜はなんともなかったのに
今朝は左肩甲骨から首にかけてちょっと動かしただけで痛みがある。
やっと時差ボケもなくなり体が軽くなってきたところなのに
朝のクラスは見合わせて 夜のクラスまで様子をみることにしました。
発表会前まる2ヶ月間、まったく自分のレッスン無しで来たからなぁ。
12時間も飛行機の中にいるからか こちらに着いて最初のクラスは必ず
普段なら絶対につらないようなひざ下の筋肉がひきつる。
秋以降なら
スタジオ室温は東京の感覚だとどこもだいたい低めで
レオタードとタイツ以外は重ね着NG (巻きスカートはほとんどが日本人)
冷えるとどこか調子が悪くなるから
今回はバスタブのあるアパルトマンでよかったわ。そう思っていたのに!
はぁ 40代の体になったな(溜息)
一人たそがれる午後 くもり時々小雨
さて前の記事で ちらりと触れた
「教育」について書きます
バレエの教授法を勉強してから
趣味であろうと プロを目指していようと
大人でも 子供でも
年齢、経験値によってレベルに合った一定の履修をして
それをマスターした者が 次のレベルへ進む
という継続した教育の中で体がきたえられ、
知識を得、 音楽的感性と運動感覚が同時に養われる
そういうものだとわかりました
勉強してすぐにわかったというより
その後実際に教える中でだんだんとわかってきた
という方が正しいかもしれません
それまでは
流派によって微妙に違うパの名前はじつはあいまいだったり
動きについて頭を使って分析し
その上でそれをどんな言葉で伝えようか
そんな事は考えることもありませんでした
「踊ること」と「教えること」は 全く違った適正と才能が
必要だということは
群舞のひとりにすぎなかった人が名教師になっていることから
もわかります
実際に勉強するまで いちばんわからなかったこと
私がいちばん知りたかったことは何かといえば
欧米のバレエ学校では 7-8歳で入学したら
どの程度の練習量で どの程度のパから始めるか
そして 各年齢でどの時期にどの程度難易度をあげてゆくのか でした!
入学審査ではレントゲン写真や親の体系まで審査されるとか
「厳しい審査をくぐりぬけて選ばれた 選りすぐりの才能のもちぬし」
そういう話はよくききますが
身体的な条件の審査はそのとおりでしょうけど
やはり 素人で子供であることにはかわりありませんから
その後の教育、 指導が 次のエトワールを生んでいるのです
初めて入学初年度のオペラ座生徒のレッスン風景を見せてもらったとき
「あれれ 最初はこんなもんなんだなーー」 と思いました
その後からがすごいんですが・・・・
一人前の母親になるように
教師も生徒と一緒に育つものなんだと思います
私もジュニアちゃんといっしょに一人前の教師に成長したいです!
首のまわりグルグル巻きで書いてる間に
痛みがだいぶ軽くなってきました
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