バレエの挨拶・レヴェランス

バレエの世界では、朝昼夜 時間帯を問わず

「おはようございます」の挨拶をします。


これはバレエに限らず、

舞台業界、音楽や演劇の世界でも 一般的に

良く使う挨拶で 

「おはようございます」の由来には諸説ありますが

挨拶の中で唯一敬語だからという説や

楽屋に入る時に「お早いお入りで」と

いった事が由来という説があります。


挨拶は

バレエでは本当に大切なもので

幼児クラスの生徒さんも

最初に教わります。


スタジオに入るときは元気よく「おはようございます!」

レッスンが始まる時には「お願いします」

レッスンが終わる時には「ありがとうございました」

 

 元気にご挨拶をしてくれます。

 

レッスン開始時とレッスン終了時にはレヴェランスを行います。

レヴェランスはバレエのお辞儀のことで、

フランス語で「崇敬、尊敬」という意味があります。


ヨーロッパで王室メンバーに面会する際に

用いられるお辞儀「カーテシー」と起源は同じで

西欧文化圏において

「尊敬」と「礼儀正しさ」を表す挨拶のスタイルです。


レッスンでのレヴェランスは、

バレエを教えてくれた教師に対する尊敬、

ピアノを弾いてくれたピアニストに対する尊敬と

いうことになります。


(相手への)尊敬を示すことで、同時に

(自分の)礼儀正しさを示していることに

なるわけです。



私は「お互いに対する尊敬として」

レヴェランスをしていると考えたいと

思っています。


舞台でのレヴェランスは踊り終わった後に、

観に来てくださったお客様に対して

心を込めて美しく優雅にレヴェランスを行います。


レヴェランスはとても優雅に、心を込めて行うことが大事です。

美しく優雅なレヴェランスができるようになることから

バレエの練習がスタートします。


いかがですか?

現代風ではないですね。

堅苦しく感じられるでしょうか?


日本では「バレエ」と言いますが

西欧では「クラシカル」とか「クラシカルダンス」と

呼びます。

 ちょうど今ローザンヌバレエコンクールをやっているので

youtubeでご覧いただければバレエではなくクラシカルと表示されて

います。


クラシカルだから古いのですね。


日本の芸能でいうなら、

日本舞踊か、能や狂言のようなもの?

そう考えていただければ

よいのかなと思います。

YURI ecole de ballet contemporain

ユリ・エコール・ド・バレエ・コンテンポラでは ひとりひとりの個性を大切に 基礎を大切に クラシックバレエと コンテンポラリーダンスの 指導をしています