なぜ反省することに? Le Parc の夜
”人生に完璧を求めすぎないこと”
そして
”人生にやりなおしはきかない”
そんな事をおっしゃった
ピアニスト、ホロヴィッツの
Mozart Piano Concert No.23を聴きながら
「人生」は「舞台」にもおきかえられるな~と
今夜私はそう思ったのでした。
今夜、Bunkamuraオーチャードホールで
パリ・オペラ座の「ル・パルク Le Parc」 を観てきました。
アンジュラン・プレルジョカージュ振付の
コンテンポラリー作品です。
今夜はうっとりして眠るつもりでした・・・・
なのに・・・・そうはならなかった
あ~
だって
Mozartのピアノコンチェルトにのせて3幕の最後に踊るパ・ドゥ・ドゥ
マニュエル・ルグリがレティシア・プジョルを抱きかかえて
舞台そでに消えてゆくいちばん大切なところで
ホルンが音をはずしたんです!
この作品のキャッチフレーズ
「舞台はロココの風雅漂う18世紀フランス
男女の心の綾とエロスの解放を描いた
スリリングな恋愛心理ゲームの幕が上がる」 ですよ!
そのクライマックスに ポヘ~ッ♪
あ~ それはないよ~
実はホルンは1幕でも音をはずしていました。
イリ・キリアンも振付けている曲
Mozartのドイツ舞曲K.571
さいごに印象的なホルンのSOLO
聴きなれた”パパパパン♪”の響きを予想していたら
ここでも ポヘッ
この音のときにはウィットのきいた振付けがされていて
まわりでは「クスッ」と笑いが起こっているのですが・・・・・・・
見のがした(涙)
一瞬 「えっ?」と思った瞬間
オーケストラボックスを見てしまいました
振りを! 笑いどころを!
見のがしました~!!!
あ~ こんな感想しか書けなくて悲しい
素晴らしいところがたくさんあったんです!
でも
クライマックスでポヘーはないよ~
天下のパリ・オペラ座でも
来日公演にオーケストラまで連れてきているわけではないのでした。
全体的に演奏には物足りなさが残り、
家に帰ってからもう一度
同じ作品をDVDで見直す始末。。。。
うん こっちの方がいい・・・・
何が違うって演奏がずっといい
オケのみなさんには申し訳ないです・・・
(ホルンの人どうしちゃったんだろ?)
だけど満足できなかったので仕方ないです
演奏はとりあえず置いといてバレエだけに感動する
なんて出来ないですよね・・・舞台は総合芸術
実を言うと
「あなたさ~
パリの倍もするチケットを買って東京でみても
あなたはきっと満足できないんだから
お金は大事にとっておきなさいよ
そして又パリに行った時にみたらどうなの?」
そんな助言をふりきって出かけたのですが
言われたとおりにするんだった(涙)
そうだ忘れてた!
オペラ座ガルニエ宮ではじめてオケを聴いたとき
帰ってからもずっと興奮して
「あんないい音を聴いたのは生まれてはじめてだよ~」
と話していたのでした・・・
またしても先見の無さを露呈してしまったのでした
「だから言わんこっちゃない」 絶対にそう思われてます
さすがに今夜は私も
人様のご意見はありがたく素直にきこうと反省したのでした
だって今日のチケットのためにすっごく節約していたのに
はぁ~ 落ち込むわ・・・(涙)
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